輪島塗の塗師屋、田谷昂大さんが地震後の復興を語る。新たな挑戦へと前向きに進む姿勢が印象的。
要約すると石川県輪島市で200年以上の歴史を持つ田谷漆器店の塗師屋、田谷昂大さん(33)は、最近の地震によって全てを失ったものの、新たな挑戦を前向きに捉えています。
彼は現在、トレーラーハウスを事務所として利用し、その機動性を強みとしています。
令和6年元日、実家が崩れ落ちる中、家族全員で逃げ出し、大津波警報の発令を受けて高台に避難しましたが、工場や事務所は全壊し、完成間近だったギャラリーも大火で焼失しました。
涙を流しながらも、命が助かったことに感謝し、SNSを通じて復興への意志を発信しました。
「どんな事が起きようとも、全員で復興を遂げ、必ず輪島塗メーカーとして再スタートします」と宣言し、クラウドファンディングで資金を集め、がれきの中から漆器を回収するなど、着実に行動を起こしています。
田谷さんは、東京都内の大学での経験を通じて輪島塗の素晴らしさに気づき、家業に戻ることを決意しました。
輪島塗は、1960年代から90年代にかけて生産額がピークを迎えましたが、近年は厳しい状況が続いており、令和5年には生産額が20億円にまで減少しています。
それでも田谷さんは、「壊れたからこそ新しいことができる」と信じ、未来に向けて前進しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6b8a126bbed51cc59f209a9f9d7da57e127e618b