ロサンゼルス・タイムズの編集トップが、社主によるハリス氏支持の阻止に抗議し辞任。メディアの独立性が問われる事態に。
要約すると米紙ロサンゼルス・タイムズの編集委員会のトップであるマリエル・ガーザ氏が、社主のパトリック・スンシオン氏による編集方針の変更に抗議し辞任した。
この辞任は、同紙が2024年の大統領選で民主党候補であるハリス副大統領を支持しない決定を下したことに対するもので、ガーザ氏は「正直な人々は立ち上がらなければならない」と述べ、自身の意見を明確にする姿勢を示した。
スンシオン氏は、編集委員会に対して候補者の推薦を行わないよう指示しており、これにより政治的介入の疑念が浮上している。
ロサンゼルス・タイムズは、過去の大統領選では候補者への支持を表明してきたが、今回の選挙ではその方針を変更したことが問題視されている。
ガーザ氏は、読者の多くがハリス氏の支持者であることを考慮すると、同紙が支持を表明しないことは読者に混乱をもたらす可能性があると警告した。
スンシオン氏は、編集委員会が各候補者の政策を事実に基づいて分析する機会を与えられたと主張し、党派性を排した情報提供が重要であるとの見解を示した。
この一連の出来事は、メディアの独立性や報道の自由に対する懸念を引き起こしており、今後の報道方針にも影響を与える可能性がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/021fc1f62c243487f108db3593fa7865ef5258a9