高雄アタッカーズが台湾女子サッカーリーグで初優勝。監督の猪口武志氏の指導のもと、選手たちも活躍し、アジアの大会への参加も決定。
要約すると高雄アタッカーズが台湾の女子サッカーリーグ「ムーランリーグ」で初優勝を果たし、2023年12月28日に行われた中華民国サッカー協会の年間表彰式でその栄誉を称えられた。
このチームは、2022年に監督に就任した猪口武志氏の指導のもと、3年間の努力の末に悲願の優勝を達成した。
特に、若林美里選手がリーグの年間最優秀選手に、三木良美選手が最優秀ゴールキーパーに選ばれるなど、選手たちの活躍も光った。
ムーランリーグは2014年にスタートし、これまで花蓮女子フットボールチームと台中ブルーホエールズがそれぞれ5回ずつ優勝しており、高雄アタッカーズが初めてこの2強を打破した。
猪口監督は、台湾の女子サッカー選手は高い身体能力を持つ一方で、協力や連携の面で課題があると指摘し、育成年代に必要な技術を習得していない選手が多いことを述べた。
就任当初は基本的な技術指導に専念し、言語の壁をコーチ陣や通訳との連携で克服した。
また、選手たちは仕事や学業とサッカーを両立させており、練習に参加する人数は当初8~9人だったが、チームへの働きかけにより3年目には15~16人に増加し、主力選手の参加も定着した。
チームには若林選手と三木選手の他にも3人の日本人選手が在籍し、特に副キャプテンの塚本奈緒選手や、元日本代表の上辻佑実選手がチームに貢献している。
今季の優勝により、アタッカーズはアジアのクラブ1位を決める「AFC女子チャンピオンズリーグ」への参加も決まっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/41ae9aff966ea47f730e83fd46a40e8f21a62ad4