米国の新議会が発足し、共和党が多数派を確保。しかし、議席差がわずかで波乱の展開が予想され、内部対立も懸念されている。
要約すると米国の連邦議会は、昨年11月の大統領選と同時に行われた議会選挙を受けて、新議会が3日に発足します。
共和党は上下両院で多数派を確保し、トランプ次期大統領が掲げる不法移民対策や南部国境の管理強化を推進する姿勢を見せています。
しかし、両院ともに民主党との議席差はわずかであり、波乱の展開が予想されています。
下院は定数435のうち、共和党が219議席、民主党が215議席を占めていますが、当選したゲーツ元議員が買春疑惑により新会期の議員職を辞退したため、1議席が欠員となっています。
ゲーツ氏は司法長官候補に指名されましたが、これを辞退しています。
新議会初日には、共和党のジョンソン議長の続投を採決する予定です。
ジョンソン氏は、政府の支出を賄うための「つなぎ予算案」の編成において、民主党に妥協姿勢を見せているため、共和党の保守強硬派からは不満が高まっています。
トランプ氏はジョンソン氏の続投を支持していますが、再任が否決される可能性もあり、後任が見つからない場合は混乱が生じる恐れがあります。
さらに、共和党の2議員が新政権の高官候補に指名されており、辞職すれば民主党との差は2議席にまで縮まる可能性があり、これは歴史的な僅差となります。
このように、米国の新議会は共和党が多数派を維持しつつも、内部の対立や民主党との接触によって波乱の展開が続くことが予想されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6e1cf7f3978464f2ad62580fd316514775f9442c