2024年の女性社長数は64万9262人で、全国の社長の15.24%を占め、初めて15%を超えました。女性経営者の増加が進んでいますが、大企業トップは依然として少ない状況です。
これにより、全国の社長に占める女性の割合は15.24%となり、初めて15%を超えました。
この割合は、2010年の調査開始時点から3倍に増加しており、女性経営者の増加が顕著です。
調査では、東京商工リサーチが保有する約425万社の経営者情報を基に、女性社長と理事長を抽出して分析が行われました。
都道府県別の女性社長率では、沖縄が20.62%で最も高く、次いで山梨(17.36%)、東京(17.21%)、茨城(16.99%)、大阪(16.82%)が続いています。
一方、新潟(9.69%)と山形(9.78%)は、女性社長率が10%を下回っており、特に低い数値を示しています。
女性社長の平均年齢は65.1歳で、男性社長の63.3歳よりも1.8歳高いことが分かりました。
年齢層では、70代が25.8%を占め、60代(24.6%)、50代(21.5%)が続いています。
また、経営する企業の売上高に関しては、69.8%が「1億円未満」となっており、全体の約7割を占めています。
さらに、女性社長の出身大学では、日本大学が480人で最も多く、慶応大学(410人)、早稲田大学(355人)が続いています。
このデータから、女性の経済活動が広がりを見せている一方で、依然として大企業のトップに立つ女性は少数であることが浮き彫りになっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4424ba3962efa1b28442575ec7f0b9fed7c7807a