韓国国会で脱北者団体代表が北朝鮮向けビラの違法性を巡って議論。野党議員との対立が激化し、国会の場での発言が注目を集めた。
要約すると2023年10月24日、韓国国会外交統一委員会で行われた国政監査において、脱北者団体「自由北韓運動連合」の朴相学（パク・サンハク）代表が証人として出席し、北朝鮮向けビラの散布に関する議論が行われた。
野党の共に民主党の尹厚徳（ユン・フドク）議員がビラ散布が航空安全法に違反していると主張したのに対し、朴代表は「私が知っている法的常識では違法ではない」と反論し、過去の検察の判断を引き合いに出した。
尹議員は国土交通部の解釈を根拠に、許可なしのビラ散布が違法であると強調したが、朴代表は「大法院の判決が出るまでは違法かどうか分からない」と述べ、議論は白熱した。
朴代表は「ここは北朝鮮の最高人民会議なのか？」と発言し、韓国の国会での質疑応答に対する強い反発を示した。
さらに、北朝鮮向けビラ散布の意義について「北朝鮮同胞に真実を伝えることが重要だ」と語り、ビラ散布の公表の理由を「支援を誘導するため」と説明した。
この一連のやり取りは、韓国国内における北朝鮮問題への関心や、脱北者団体の活動に対する評価を反映しており、政治的な緊張を生む要因ともなっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2bd53a5c5618d04d05bc9426d66d0e53ff070fc2