マイナ保険証の導入が迫る中、医療現場ではトラブルが続出。利用率は低迷し、氏名表示の不具合や資格確認の問題が多発しています。
現在の利用率は約14%と低迷しており、医療機関からの調査によれば、全国の1万2735施設のうち70.1%にあたる8929施設が「トラブル・不具合があった」と回答しています。
特に多いのが、氏名や住所に「●(くろまる)」が表示される問題で、67.4%の医療機関がこのトラブルを報告しています。
これにより、患者の名前を正しく呼べないケースが生じ、医療現場で混乱が生じています。
さらに、具体的な事例として、茨城県の診療所では、子どもが体調不良で来院した際に、マイナ保険証の顔認証ができず、父親が暗証番号を忘れていたために保険の資格確認ができず、自費診療を提案される事態が発生しました。
この結果、父親は激高し、結局受診を断念しました。
また、マイナ保険証に関するトラブルのため、資格確認ができない医療機関が857施設(9.6%)に上り、いったん10割負担を請求するケースも見られました。
健康保険証の新規発行は12月2日に終了し、マイナ保険証に移行するための準備が急務ですが、現行の保険証は12月1日までに発行されたものが最長1年間有効とされています。
マイナ保険証を持っていない人は、申請のいらない資格確認書を保険証として利用でき、こちらは最長5年間有効です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7be876a6f3646821cbd679f364b451b55426ded4
マイナ保険証の導入に関するコメントは、システムの不具合や使い勝手の悪さに対する不満が多く寄せられました。
多くの人が、従来の紙の保険証の方が使いやすいと感じており、特に高齢者や医療現場での混乱を懸念する声が目立ちました。
コメントの中には、マイナ保険証を利用することでトラブルが発生した経験を語るものや、暗証番号を忘れた場合の不安を訴えるものがありました。
また、デジタル化による便利さを期待していた人々も、実際の使用感には不満を感じているようでした。
さらに、プライバシーや情報漏洩に関する懸念も強く、個人情報が一元管理されることへの不安が表明されていました。
これらの意見からは、国民の不安や不満が制度の改善を求める声として強く表れており、今後の政策に対する期待と懸念が交錯していることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
技術革新と称して新しいデジタル技術を使った保険証を作ってはみたものの、使い勝手も悪く、精度も良くないものが出来てしまった。
困った事はあるけど、とりあえず持っていた紙の保険証で解決出来ました。
デジタル化したら不便になるなんて本末転倒。
マイナ保険証が使えない場合に保険医療を受ける方法はいくつかありますが、何故か記事中でそれを解説していない不思議。
マイナ保険証は医療情報の第三者提供を可能にするために考えられた仕組み。