カンボジアで身に覚えのない罪で逮捕された飲食店経営者が、司法の腐敗と大使館の無力感を訴えています。
彼は今年4月、帰国直前に突然「脅迫罪」で逮捕され、1か月半も刑務所に収監されることとなった。
罪状は、携帯メールのメッセージを切り張り加工した偽の証拠に基づくもので、存在しない住所からの召喚状が発行され、期限内に出頭しなかったとして逮捕状が出された。
灘本氏は、召喚状の受領サインも偽造されていたと主張している。
頼みの綱であった日本大使館は、カンボジアの法制度に従うしかないと冷たく対応し、彼は孤立無援の状態に追い込まれた。
刑務所内では死を覚悟するほどの恐怖を味わったという。
出所後も約1か月間の出国禁止命令を受け、ようやく7月に帰国したが、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に悩まされ、現在も治療を続けている。
灘本氏は、カンボジアの司法制度の腐敗を指摘し、虚偽告訴によって不当な逮捕が行われたと強調している。
彼は2014年に初めてカンボジアを訪れ、その美しい街並みや熱心に日本語を学ぶ若者たちに感動し、飲食店の出店を決意したが、今回の事件でカンボジアへの信頼が完全に失われたと語っている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9353af5d5d448b84a48539e26d09d35d874abe76
カンボジアでの不当逮捕や司法の腐敗に関するコメントは、特に日本大使館や外務省に対する不満が目立っていました。
多くのコメント投稿者は、海外での邦人保護が期待できず、実際に助けを求めてもほとんど対応されなかった経験を語っていました。
特に、現地大使館の対応が冷たく、役に立たないと感じる人が多かったようです。
さらに、途上国においては賄賂が一般的であり、これが司法や警察の腐敗と結びついているという指摘もありました。
多くの人々が、カンボジアのような国では賄賂を渡すことが当たり前になっていると感じており、教育の問題として根深いものだと考えていました。
また、政治的要因での逮捕や、現地の官憲への信頼が低いことも大きな懸念事項として挙げられていました。
日本政府が海外での邦人保護に関して十分な対応をしていないという意見も多く、特にカンボジアのような国ではその傾向が顕著であると感じられました。
全体として、現地の状況に対する理解不足や、国際的な支援の不足についての懸念が強く表れていました。
ネットコメントを一部抜粋
海外の仕事を長くしてきましたが、日本の現地大使館に助けられた覚えは極僅かです。
途上国ではよくある話。
むしろ、賄賂が悪いとは思ってない事の方が多い。
実は汚職はまだマシな方で、隣国とかは政治的要因で意味不明な難癖つけて逮捕されたりするから、こっちの方が怖い。
確かに邦人保護は当てにならない。
親身になって真剣に動いてくれる人はほんの僅か。
日本基準を海外に当てはまると思ってる事自体ムリ。