三菱地所とNTTデータが丸の内エリア向けのAIコンシェルジュを開始。リアルタイムで情報を提供し、観光客の利便性向上を目指します。
このサービスは、AIを活用したチャットボットで構成されており、マップアプリ「Oh MY Map!」に統合されています。
AIチャットボットは、丸の内エリア内のグルメ、イベント、アート情報をリアルタイムで提供することを目的としており、特にエリア内で働く人々や訪れる観光客にとって有益な情報源となります。
これにより、エリアの回遊性や観光客の体験を向上させることが期待されています。
情報は、大丸有協議会が提供する都市OSと呼ばれるデータ連携基盤やその他のWebサイトから収集され、統合されています。
AIチャットボットは、生成AI技術のLLM(大規模言語モデル)とRAG(Retrieval-Augmented Generation)を活用しており、LLMにはAnthropicが開発したClaude 3.5 Sonnetが用いられています。
また、RAGシステムは、従来のNaiveRAGに加え、より高度なAdvanced RAGを採用しており、これにより複雑な質問への対応や検索精度の向上が図られています。
この技術により、ユーザーは都市OSに蓄積されたデータをリアルタイムで引き出し、具体的かつ実用的な回答を得ることができます。
さらに、東京都の「AI等先端技術を活用した受入環境高度化支援事業」の補助金を活用しており、三菱地所はこの事業に応募し採択され、NTTデータに開発を委託して進めています。
この新しいAIコンシェルジュが、丸の内エリアの魅力を引き出し、訪れる人々にとっての利便性を高めることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f6acbaf810569b3fac6f2d0a8637230ef71ab11f