愛媛県が庁内LANシステムを更新し、デルの製品を採用。デジタル化とセキュリティ強化を図り、ストレージ効率も向上。
新しいシステムはプライベートクラウド環境で運用され、メールサーバーやファイルサーバー、Active Directoryサーバーなどの基幹システムが含まれている。
特に、業務のデジタル化とペーパーレス化により増加するデータ容量に対応するため、IT機器の性能とストレージ容量を強化することが目的だ。
また、ランサムウェア攻撃からデータを保護するための安全な環境を確保することも重要視されている。
採用された製品には、サーバー「Dell PowerEdge」、オールフラッシュストレージ「Dell PowerStore 3200T」、バックアップストレージ「Dell PowerProtect DD6400」が含まれており、特に圧縮重複排除機能により、実際のストレージリソースを最大3倍に増やすことが可能である。
これにより、約60TBの物理容量を約180TB分として活用でき、複数世代のバックアップが実現される。
旧環境と比較して応答性能も大幅に向上し、ファイル利用の迅速化やバックアップ処理の効率化が達成されている。
バックアップ環境は、1次および2次用に2台のPowerProtect DDストレージで構成され、遠隔レプリケーションが行われている。
愛媛県のデジタル戦略局は、今回の更新によりユーザーの利便性と情報セキュリティを高いレベルで両立させることが求められ、特にフルモバイル化が進むことで職員の働き方改革や生産性向上に寄与することを期待していると述べている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/25b1be30f437424935ca1003f11a30944d5bc031