コーセーとTEDが共同開発したプロジェクションマッピング技術を使ったメイクシミュレーションがCES 2025で好評。顧客はリアルなメイク体験を楽しめ、今後の事業化に期待が寄せられている。
このサービスは、人間の顔を自動認識し、リアルタイムでメイクをシミュレーションするもので、顧客は店舗で納得がいくまでメイクを試すことができる。
TEDのプロジェクターは、1秒間に1000枚の画像を投影でき、顔の角度や表情に合わせて自然に映像が追従するため、まるで実際にメイクを施されたかのような体験が可能だ。
ナチュラルメイクから歌舞伎メイクまで、さまざまなスタイルを気軽に試すことができるのが特徴だ。
TEDのプロジェクターは、テキサス・インスツルメンツ(TI)製のデジタル光処理(DLP)方式を採用しており、高速で画像を転送する独自の通信インターフェースを搭載している。
コーセーは2023年にもCESに単独出展し人気を博したが、今回はTEDとの共同出展を通じて商談を進め、事業化を目指している。
日本国内ではすでに銀座の店舗で試験導入が行われており、2025年中には外部の流通事業者への提供も計画している。
さらに、米ロサンゼルスの直営店舗でも同年中に導入予定で、アジア市場への展開も視野に入れている。
TEDは、赤色をより美しく表現できる改良型プロジェクターの開発も進めており、2025年中の市場投入を目指している。
CESでの反響を製品開発に活かし、エンターテインメントやスポーツなど他分野への応用にも期待を寄せている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/57a3689178e81c20c2d2ff9ed89b9dc75a475642