アンソロピックが20億ドルの資金調達を行い、企業価値が600億ドルに達する見込み。これにより、7人の共同創業者がビリオネアに。競合のOpenAIに対抗し、AI市場での存在感を強めている。
この資金調達により、同社の企業価値は600億ドル(約9兆4800億円)に達する見込みであり、これに伴い、CEOのダリオ・アモデイを含む7人の共同創業者が新たにビリオネアになるとフォーブスが推定している。
アンソロピックは、人気のチャットボット「Claude(クロード)」を開発しており、今回の資金調達はベンチャーキャピタルのライトスピード・ベンチャー・パートナーズが主導する。
共同創業者たちは、株式の2%以上を保有しており、それぞれの資産は少なくとも12億ドル(約1890億円)に達すると見込まれている。
アモデイ兄妹や他の創業者たちは、2023年時点でそれぞれ6%以上の株式を保有していた。
さらに、アンソロピックは追加の資金調達を行っており、2024年初めには評価額150億ドル(約2兆3700億円)のラウンドで10億ドル(約1600億円)以上を調達する計画もある。
また、昨年11月にはアマゾンから新たに40億ドル(約6300億円)の出資が確約されている。
これにより、共同創業者の持ち株は希薄化し、各自の持ち分は2%から3%に減少したと考えられている。
アンソロピックは2021年にOpenAIから離脱したチームによって設立され、現在ではOpenAIにとって最大の競合となっている。
OpenAIは昨年10月に1570億ドル(約24兆7000億円)の評価額に達しており、この分野でのリーダーシップを維持している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a8f225fc84dba3bd2aea20a7869e58ce51c99889