米メタが「Meta Quest Pro」の販売を終了。高価格帯のMRヘッドセットは売上不振で、安価な「Meta Quest 3」に人気が移行。
この製品は2022年10月に1499ドル（日本では約22万6800円）で発売されましたが、売上は芳しくなく、2023年3月には999ドル（約15万9500円）に値下げされました。
Meta Quest Proは高性能で、miniLEDディスプレイ技術や視線追跡機能を搭載していましたが、アップルのApple Vision Proのような高価格帯のVR製品が市場で苦戦している現実を反映しています。
Meta Quest 3が2023年10月に発売されると、価格が499ドル（約8万1400円）と大幅に安価でありながら性能も優れていたため、Meta Quest Proの人気はさらに低下しました。
この結果、現在のQuestシリーズにはハイエンドモデルの機能が欠如することとなりました。
メタはMeta Quest 3やMeta Quest 3Sの具体的な販売台数を公表していませんが、CEOのマーク・ザッカーバーグはハイエンドモデルが期待を上回る売上を記録していると述べています。
かつては2027年に第2弾のMeta Quest Proを開発する計画があったものの、その計画は中止されました。
このことは、メタが今後ハイエンドモデルを再びリリースする可能性を否定するものではありませんが、技術的な高度さよりも消費者が購入しやすい製品に焦点を当てる方が良い結果を生むことを示唆しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/12f3c8b13c4cfd6a548358e8461b390a30698ebc
「Meta Quest Pro」の販売終了に関するコメントでは、VRヘッドセットの使用感や体験についての意見が多く寄せられました。
多くのユーザーが、VRヘッドセットを使う際の重さに不満を感じており、特に長時間の使用が難しいと指摘していました。
ゲームやメタバースでの利用が主な用途と考えられる中で、首への負担が大きく、快適に使用できないという声が目立ちました。
また、メタバースでのアバター会議などの利用が現実的ではないとの意見もあり、企業がこの技術を導入することに対する疑問が呈されていました。
さらに、ヘッドセットの進化に対して、それを活かせるコンテンツが不足しているとの指摘もあり、特に高額な製品に対しては、価格に見合った体験が提供されていないと感じているユーザーが多かったです。
価格設定については、「高すぎる」との声があり、特にプロ向けの機能が必要なユーザー以外には手が出しづらいとの意見がありました。
販売終了の急な決定に驚く声もあり、在庫処分価格での販売を希望する意見も見られました。
このように、コメントはVRヘッドセットに対する期待と失望が交錯した内容となっていました。
ネットコメントを一部抜粋
VRヘッドセットで何が出来るかって考えたらゲームくらいしか無いんだけど。
ヘッドセットの進化はけっこうだが、そのスペックを活かして楽しめるコンテンツがない。
まだ単なる形だけうわべだけだったんだと思います。
proという名の通りコレを使って金を産めるぐらいの使い手じゃないととてもじゃないけど買える値段じゃない。
いきなり販売終了か…