漫画『勝手だなぁ』は、女子生徒の微妙な友情を描いた作品で、ボッチ回避から始まる関係性に共感の声が寄せられています。作者の田中火蛾さんは、感情移入できる作品作りを目指しています。
この作品は、特に「ボッチ回避」というテーマを中心に展開され、周囲との関係に悩むフジイとサイトウの心情をリアルに表現しています。
物語は、お昼休みにフジイが一人でお弁当を食べているところに、クラスメイトのサイトウが声をかけて始まります。
サイトウは普段一緒にいるグループから離れ、フジイに声をかけることで、彼女自身も「ボッチ」を避けようとしていることが伺えます。
この唐突な行動に、フジイは驚きつつも、サイトウの真意を疑う気持ちを抱きます。
それでも、サイトウはフジイの側に居続け、二人の関係が徐々に変化していく様子が描かれています。
この作品は、田中さんがSNSで公開した際に多くの支持を受けており、特に「女子同士の雰囲気が共感できる」との声が寄せられました。
田中さんは、読者が感情移入できるような作品を目指しており、登場人物の視線や手の位置にこだわりを持って描いています。
感情は表情だけでなく、仕草や視線にも現れるという考えに基づいて、緊張感や距離感を表現しています。
また、田中さんの作風にはホラー作品からの影響も見られ、独特なキャラクターデザインが魅力の一つとなっています。
今後の展望として、田中さんは「刺さる人に共感してもらえる作品を描いていきたい」と語り、現在は別の作品『何かが至りません』も公開中です。
読者との透明なコミュニケーションを大切にしながら、今後もさらなる進化を遂げることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6618fd767be9ae4ed565118aa14fa585f9fcd8da