2024年の暗号資産犯罪の急増とステーブルコインの影響

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チェイナリシスのレポートによれば、2024年の違法暗号資産取引は510億ドルを超える見込みで、特にステーブルコインが取引の63%を占めることが指摘されています。盗難や詐欺も増加し、AIを利用した巧妙な手口が登場しています。

要約するとチェイナリシス(Chainalysis)が発表した最新のレポートによると、2024年の違法な暗号資産取引の総額が510億ドル(約7.9兆円)を超える可能性があることが明らかになりました。

この推計は、2020年以降の違法行為の年間推定額が平均25%増加していることを考慮しており、現在判明している不正アドレスが2024年に受け取った金額は409億ドル(約6.3兆円)に達しています。

特に注目すべきは、ビットコイン(BTC)からステーブルコインへのシフトで、2021年以降、ステーブルコインが違法取引の63%を占めるようになりました。

この変化は、暗号資産エコシステム全体のトレンドを反映しており、ステーブルコインの使用が前年比で77%増加したと報告されています。

さらに、2024年の暗号資産犯罪では、盗難資金と詐欺が依然として高い頻度で発生しており、盗難資金は前年比21%増の22億ドル(約3,436億円)に達しています。

特に、北朝鮮のハッカーによる大規模な盗難も報告されており、秘密鍵の侵害が最も多く、年間総盗難額の61%を占めています。

詐欺の手口も進化しており、AIを活用した巧妙な手法が増加していることが指摘されています。

さらに、ダークネット市場や詐欺ショップの減少は、米国とオランダによる摘発が影響しているとされています。

全体として、暗号資産犯罪は多様化・専門化しており、国際的な組織犯罪グループが暗号資産を活用する傾向が強まっています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ecb3e67cc00b07d83d2ccda66e4eee379a00f639

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