富田望生が映画『港に灯がともる』で震災後に生まれた女性を演じる意義を語る。心の復興の過程や個々の経験の重要性を強調。
要約すると富田望生さんが主演する映画『港に灯がともる』が、阪神・淡路大震災の翌月に生まれた在日コリアン3世の女性を描く物語として注目を集めている。
本作は、震災で被災した精神科医を主人公にしたドラマ『心の傷を癒すということ』の劇場版をきっかけに立ち上げられた映画製作会社「ミナトスタジオ」の第一作で、監督はNHKの安達もじり氏が務めている。
富田さん自身も東日本大震災を経験しており、作品に臨むにあたって「記憶を空っぽにして」挑むという思いを語っている。
彼女は、心の復興は人それぞれ異なるとし、震災に関する話を地元でする機会が多い中で、つらさや苦しさには大小がないことを強調。
特に、震災直後に生まれた灯というキャラクターは、親からの言葉によって心に重荷を抱える存在であり、彼女自身の体験と重ね合わせながら役に挑んでいる。
富田さんは、オファーを受ける前に2、3週間考えたと明かし、阪神淡路大震災から30年という節目に制作陣の覚悟に応えられるか葛藤したことを振り返る。
彼女は、震災を経験していない役を演じることに対して、自身の記憶をどう扱うかを考え、在日コリアンという異なるルーツを持つキャラクターの背景を理解するための準備を重視した。
これにより、作品を通して多くの人々の心に響くメッセージを届けたいという強い思いを持っている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6fc5e56a774ca9d43b278999fa41c1f30616b155