三菱UFJ銀行の頭取が貸金庫窃盗事件について謝罪し、補償を早急に進める意向を示した。役員報酬の減額も発表され、今後のビジネス方針を検討中。
この事件は、練馬支店と玉川支店で支店長代理を務めていた今村由香理容疑者が、顧客の金塊約20キロ（時価総額2億6000万円相当）を盗んだもので、すでに被害者は70人、被害総額は約14億円に達している。
半沢頭取は、「改めて心よりお詫びを申し上げます」と謝罪し、被害者への補償を早急に進める意向を示した。
現時点で約40件、約7億円の補償が実施されている。
さらに、同行は16日に堀直樹会長と半沢頭取を含む役員5人の報酬を3カ月間30％減額する処分を発表した。
半沢頭取は、被害者の対応を最優先し、外部の弁護士や金融庁、警察とも連携しながら調査を進めると述べた。
今後の貸金庫ビジネスについても言及し、顧客ニーズや業務リスクを考慮しながら、3月までに一定の方向性を示す考えを表明した。
特に、強盗事件の増加や高齢化に伴う顧客の利用減少といった問題に対して、適切な対策を講じる必要性を強調した。
半沢頭取は、信頼回復に向けて経営責任を果たすことが重要であるとし、再発防止策の徹底を誓った。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3aa8431b598edd657e622f8fa73d43949c9728dd
三菱UFJ銀行の窃盗事件に関するネットのコメントは、主に銀行の管理体制や顧客への対応に関する懸念が多く見られました。
特に、貸金庫の鍵を行員が使用できること自体に問題があるとの指摘がありました。
貸金庫は借り主が鍵を持つべきであり、サブキーの取り扱いには厳重な管理が必要だという意見がありました。
これに対して、監視カメラの設置については顧客のプライバシーを守る観点から疑問視されていました。
また、貸金庫の中身に関する記録がないため、被害者が実際に何を入れていたか証明するのが難しいという意見もあり、報道された被害額17億円に対して不正な要求が出る可能性が懸念されていました。
さらに、役員報酬の減額だけでは不十分であり、内部での組織的な関与の可能性も指摘されていました。
補償については、被害者に対して倍返しでの補填を求める声や、銀行が加害者に賠償請求を行うべきとの意見もありました。
また、貸金庫自体の利益について疑問を持つコメントもあり、銀行の運営に対する不信感が表れていました。
全体的に、事件の早期解決や銀行の誠実さに対する疑問が多く寄せられ、今後の対応に注目が集まっていました。
ネットコメントを一部抜粋
貸金庫の鍵を行員が使えることに問題がある。
顧客対応はかなり難しい問題かと。
役員報酬減額だけで済ませるのか。
被害者に倍返しで補填しよう。
銀行も加害者に賠償請求して弁済させろ。