日立ソリューションズがSDV向けに新たなテスト自動化ソフトを発表。複雑な車載ソフトウェアの開発を効率化し、品質向上を図る。
要約すると株式会社日立ソリューションズは、SDV（Software Defined Vehicle）向けの新しい「循環型テスト自動化ソフトウェア」を1月16日に提供開始することを発表しました。
SDVはソフトウェアによって自動車の機能がアップデートされることを前提に設計・開発された車両であり、その開発においては膨大で複雑な車載ソフトウェアのシミュレーションテストが必要です。
これまで、テストの自動化は進んでいるものの、テスト結果の管理やパラメータ修正は依然として手動で行われており、その結果、品質低下や再現性の欠如といった課題が存在していました。
新しいソフトウェアは、複数のツールをAPI接続することでテスト実行から結果解析、結果保存までを自動化し、テストシナリオやパラメータの一元管理を実現します。
これにより、レグレッションテストのパラメータ修正も自動化され、人的ミスを防ぎつつ、テスト結果の再現性が確保されます。
開発者はプロジェクト管理ツールに必要な情報を登録するだけで、シミュレーション環境が自動的に起動し、テストが繰り返し実施されます。
これにより、情報を探す手間が省かれ、テストシナリオの再利用も容易になり、効率的なフロントローディングが可能となります。
日立ソリューションズはこの新たなソフトウェアによって、車載ソフトウェア開発のさらなる効率化と品質向上を目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1ac3a1d6332991ac52b6493419399797fa1deca9