OHVはオーバーヘッドバルブの略で、ハーレーやBMWのエンジンに採用されています。メンテナンス性が高く、プッシュロッドが外部に見えるのが特徴です。
このエンジン形式は、特にハーレーダビッドソンの空冷VツインエンジンやBMW Motorradの「R18」に見られます。
OHVエンジンは、そのメンテナンス性の良さと古典的なデザインが特徴で、カムシャフトがエンジンの下部に設置されているため、シリンダーヘッドにはバルブが直接取り付けられています。
これに対し、SOHCやDOHCといったオーバーヘッドカム形式では、シリンダーヘッドにカムシャフトが設置されており、エンジンの構造が異なります。
OHVエンジンの大きな特徴は、カムシャフトとバルブを繋ぐための「プッシュロッド」が外部に装着されている点です。
このプッシュロッドは、エンジンの外観に独特のメカニカルな印象を与えます。
例えば、ハーレーの空冷OHVエンジンに見られる棒状のパーツがこのプッシュロッドです。
一方で、カワサキのW650や800に搭載されているエンジン形式はOHCであり、プッシュロッドではなく「ベベルギヤ」が使用されています。
OHVエンジンは、古典的なデザインと優れたメンテナンス性を兼ね備え、多くのバイク愛好者に支持されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6c1357826873ae6a80c4071c6895b110742b1d4d
OHVエンジンは、日本のバイクの歴史において重要な役割を果たしてきました。
1951年に本田技研工業のドリームE型に搭載され、箱根の山道を走破したことで、その実用性が証明されました。
OHVエンジンと本田宗一郎の功績がなければ、現在の日本のバイクは存在しなかったかもしれません。
このエンジン方式は、日本のバイクの夜明けを象徴するものとして、多くの人々に認識されています。
現代では古い設計とされることもありますが、低排気量でトルクを重視した車種や、音を重視するアメリカンバイクなどで、今なおその魅力が生き続けています。
特にアメリカでは、T-6のような飛行機やシボレーカマロのV8エンジンなど、OHVの特性が高く評価されています。
これらの車両は、地球温暖化や電気自動車の普及に関係なく、独自の存在感を放っています。
また、アメ車ではプッシュロッドの先にローラが付いていたり、ヘッドがヘミ形状であったりと、技術的な進化も見られます。
日本でも排気量別の税金が安くなれば、より多くの人がV8エンジンの魅力を体験できるのではないかと期待されていました。
OHVエンジンの特性は、トルクの強さや低回転でのパフォーマンスに優れており、今後もその魅力を持ち続けることでしょう。
ネットコメントを一部抜粋
日本においてOHVは、1951年に本田技研工業のドリームE型に初めて実用的な物が搭載されました。
現代では古い設計と言われますが、低排気量でトルクを重視する車種で生き残っています。
アメリカで良く飛んでいるT-6は星型エンジンで、独特の排気音はハーレーと共通するイメージです。
アメ車でもOHVはプッシュロッドの先にローラが付いていたり、可変バルブ機構があったりします。
ヤマハXV1600もOHVでした、ヘッドを低く抑える為とインプレにあったとのことです。