川崎重工が無人ヘリを用いた物資輸送の実証に成功。災害時の迅速な支援を目指し、今後の開発にも期待が寄せられています。
要約すると川崎重工業は日本UAS産業振興協議会(JUIDA)と協力し、陸上自衛隊中部方面隊が行った南海トラフ地震を想定した実動訓練「南海レスキュー2024」に参加しました。
この訓練では、川崎重工の無人ヘリコプターを使用して、災害時における物資の荷揚げおよび荷下ろしを無人で行う実証が成功しました。
実証は、JUIDAの専門的な知見を活かし、災害で孤立した地域への支援物資の輸送を想定して実施されました。
使用された無人ヘリ「K―RACER」は、最大搭載量が200キログラム、最大速度は時速約140キロメートル、航続距離は100キロメートル以上で、連続運用時間は1時間以上です。
この実証では、人手を介さずに物資の荷揚げから荷下ろしまでの一連のプロセスを成功裏に実施しました。
川崎重工は、この無人ヘリを活用することで、平時と災害時の両方において安全で新しい物流網の構築に貢献することを目指しています。
今後も無人ヘリの開発を進め、実証から得た経験を活かして、災害発生時に被災者の生活維持に必要な物資を迅速に輸送するプッシュ型支援の実現を目指す方針です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/aa1bb7cff9a02a84633576a52457d9dc5291e299