浴槽工場の廃FRPをリサイクルするLIXILの取り組みが始まり、再資源化率は86.2%に達する見込みです。
要約するとLIXILは、宏幸と協力し、ユニットバスの浴槽や床に使用される繊維強化プラスチック(FRP)を新たな製品の原料としてリサイクルする取り組みを2024年1月10日から開始しました。
FRPはその防水性や耐久性から広く利用されていますが、熱硬化性樹脂とガラス繊維を組み合わせた複合素材であるため、リサイクルが難しく、多くは埋め立てや焼却処分されています。
これまでLIXILの浴室工場では、廃FRPを粉砕し、サーマルリサイクルを行ってきましたが、これは廃棄物を燃焼させる際に発生する熱エネルギーを回収する方法で、再資源化率を向上させるためにはサーマルリサイクルの割合を減らす必要がありました。
新たに宏幸と連携することで、筑波工場から排出される廃FRPをマテリアルリサイクルに転換し、再利用が可能となります。
この取り組みにより、LIXILの浴室工場全体でのFRP廃棄量の約半分が再資源化され、廃棄物の再資源化率は86.2%に達する見込みです。
これにより、環境負荷の軽減と持続可能な製品開発への貢献が期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7e908e062953ef60ec9778cf3388320d4086929f