AIチャットボットが大学院講義でA評価、教育現場の危機

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AIチャットボットが大学院の講義を受講し、A評価を得た実験結果が報告され、教育現場におけるAIの影響が懸念されています。

要約すると2024年、サウスカロライナ州の大学で行われた実験では、AIチャットボットのChatGPT(GPT-4)が大学院の医療管理学修士課程の講義を受講し、A評価を得るという結果が報告された。

この実験は、AIが大学院レベルの講義をこなせるかどうか、またその課題が人間に気づかれずに処理されるかを検証するために行われた。

ChatGPTは、ディスカッションボードへの投稿やライブセミナーへの参加、提出課題、クイズにおいて非常に高い評価を得ており、最終成績は99.36という優秀なものであった。

この成績は講義全体の平均(97.70)や中央値(98.53)を上回っており、AIはクラス内でも上位に位置する成績を収めたことが示された。

研究チームは、ChatGPTが生成した課題を文法チェックや剽窃チェック以外では一切修正せずに提出したことを強調している。

驚くべきことに、教授やプログラム責任者はAIが生成した課題を全く見抜けなかった。

この結果は、大学側にとって深刻な問題を提起しており、AI検出技術が使用されていなかった可能性が高い。

著者たちは、AI生成テキストを見抜くことが人間にとって非常に難しいことを指摘し、教室でのAI生成物の検出が重要であると述べている。

また、AIの利用が広がる中で、大学の講義や学位の価値が下がる懸念も示されている。

研究者たちは、強化された整合性のためのプロトコルやAI検出アルゴリズムの開発などの対策を呼びかけており、AIの不正利用が広がることに警鐘を鳴らしている。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/daef625aa15829dc0feb3494fc7cc01841c9ad32

ネットのコメント

AIチャットボットが大学院のオンライン講義でA評価を取得したことが報じられ、その影響が教育現場に与える懸念が多くのコメントで語られました。

特に、教員がAI作成の課題を見抜けなかったことが問題視され、高等教育の質に疑問を持たれる結果となりました。

また、受講者の多くが高成績を収めたことから、講義自体の質に問題があるのではないかという意見もありました。

これは、AIの成績が本当にその能力によるものか、講義の条件が不十分だったのか、明確ではないという結論に至りました。

さらに、AIの進化が急速に進んでいる中で、今後5年以内にはホワイトカラーの仕事がAIに置き換わる可能性が高いとの予測もあり、教育の在り方や大学の存続についても懸念が表明されました。

教育界の変化に対する反応として、AIを活用した方が効率的だという意見もあり、教授自身がAI化する未来を想像する声もあったようです。

全体として、AIの進化が教育の質や職業に与える影響についての議論が盛んに行われていました。

ネットコメントを一部抜粋

  • 過去の知識とその組み合わせによる応用は、もうほとんどAIには叶わない。

  • 一方で、人類未到の先端領域や、言語化されていない感覚・感情は、人間に残された領域。

  • AIチャットボットじゃなくても受講者の大半がAからB判定という高成績ばかりで、講義自体に問題があるのではないかという話になっている。

  • 歴史は「そんな事は全然ない」と物語っている。

  • 教える方もChatGPTにしたらいい。

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