日立ソリューションズ東日本がIBMのAI技術を用いた「AIナレッジソリューション」を提供開始。業務の自動化を促進し、問い合わせ対応コストを大幅に削減することが期待されています。
このソリューションは、社員からの問い合わせ対応を支援するためのAIチャットボットプラットフォームであり、企業の課題解決に向けた全社横断的な問い合わせ窓口を提供します。
導入は最短1カ月で可能で、業務の早期自動化を実現します。
利用者はFAQデータをExcelで簡単に入力するだけで、専門知識がなくても対話型チャットボットを作成できるのが特長です。
さらに、AIは社内ドキュメントの構造を理解し、自動で読み込むため、設定作業が不要です。
APIを標準で提供しており、イントラネットやWebシステムに簡単に埋め込むことができます。
AIナレッジソリューションは、IBMのプラットフォーム「watsonx」を採用しており、ビジネスプロセスのさまざまな領域でAIを適用する柔軟性を持っています。
これにより、自社固有のデータを効果的に活用し、AIのパフォーマンスを最適化します。
特に、生成AI活用のための「プロンプティング」の効率化を図り、過去のFAQデータを基に短時間でボットを作成することが可能です。
また、エンタープライズサーチやベクトルデータベースを活用し、高度な検索機能を実現しています。
日立ソリューションズ東日本は、サービス開発の過程で約120件のテスト質問を行い、80%の回答が業務に利用可能であることを確認しました。
AIナレッジソリューションを導入することで、問い合わせ対応コストを約80%削減できる見込みです。
今後は、業務自動化メニューを4月にリリース予定で、製造業や流通業向けのユースケースの充実にも取り組むとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/97ae6891441d86279f178268353b1bbe7fc84c48