シチズン時計が腕時計の文字盤に再生材を導入し、環境への配慮を強化。2023年春から新製品に順次適用。
要約するとシチズン時計が、腕時計の文字盤に使用するポリカーボネート（プラスチック）を原則として再生材に切り替える方針を発表しました。
この取り組みは、2023年春から本格的に導入され、新製品から順次拡大される予定です。
脱炭素化の流れや環境への意識の高まりを受け、メーカー全体で再生材の活用が進んでいます。
シチズンの腕時計の中で約70%を占める「エコ・ドライブ」機種において、再生プラスチックを採用します。
これまで一部の限定品で再生材の使用が行われていましたが、今春からは新製品において原則的に再生材を使用する方針です。
ただし、文字盤にプラスチックを使わない製品や、技術的に難しい場合は除外されます。
シチズンは2020年から再生材を用いた文字盤の開発を進めてきましたが、再生プラスチックは従来のプラスチックよりもコストが高く、成形が難しいという課題がありました。
しかし、シチズンは独自の技術を駆使して、厚さ1ミリ未満の文字盤にも再生材を使用できるようにし、従来と同等のコスト、耐久性、外観の美しさを実現しています。
商品企画担当の戸倉克輔執行役員は、腕時計の文字盤を通じて環境への配慮を表現したいと語っています。
この取り組みは、シチズン時計が持続可能な社会の実現に向けて積極的に貢献する姿勢を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ec1b5fef9ed06493b2b9aba0958d3284d255e470