西武鉄道が山口線に新型車両を導入。ライオンズデザインの車両で、2025年度末から営業運転開始予定。バリアフリー対応や安全対策も充実。
この新型車両は、1985年に新交通システムとして開業した山口線において、初めての新型車両となります。
山口線は、多摩湖駅と西武球場前駅を結ぶ路線で、1984年まで「おとぎ列車」として運行されていました。
新型車両は4両編成で、合計3本が導入され、製造は三菱重工業が担当します。
第1編成は埼玉西武ライオンズをイメージしたデザインで、先頭車両の側面にはライオンズの公式マスコット「レオ」のマークが大きく配置され、内装もライオンズのテーマカラーが採用されています。
この新型車両は、ベルーナドームでのプロ野球やコンサート開催時の輸送力を強化するため、座席を従来のクロスシートからロングシートに変更しています。
また、親子連れが前面の車窓を楽しめる「Kids SEAT」も設置される予定です。
バリアフリー対応として、各ドア上にLCDの車内案内表示器が設置され、車いすスペースも確保されています。
安全対策としては、各車両にリアルタイム通信式の車内防犯カメラが設置され、ホーム上の状況を確認するための車側カメラシステムやドライブレコーダーも搭載されます。
新型車両は2025年度末に営業運転を開始する予定で、2027年度までに既存の8500系を置き換える計画です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bf0c91869dc7fd2ef719800fd1fe86df47f36e39
コメントは、新型ライオンズ車両の導入に対する多様な意見が寄せられていました。
まず、山口線の新車は、アトラクション要素を残しつつも、より実用的な移動手段としての役割を果たすことが期待されていました。
特に「kids SEAT」やショーケースが設けられた点について、子ども連れの乗客に配慮した工夫が評価されていました。
一方で、現行の8500系が1985年から使用されており、老朽化が進んでいることから、新型車両の導入は時期的にも適切であるとの意見もありました。
また、車両のデザインに関しても、現行の8500系から大幅に変更されることが期待されており、登場が待ち遠しいという声が多くありました。
特に、山口線の利用者からは、試合日などの混雑時に対応できる車両が求められていることが強調されていました。
さらに、完全無人運転を見据えた設計や、赤字路線への多額の投資に対する疑問もありました。
利用者が限られる現状では、輸送力を強化しても将来に繋がる保証がないとの意見があり、地域活性化の新しい試みとして鉄道の廃止を提案する声もありました。
全体として、コメントは新型車両の導入を歓迎する一方で、地域の実情や利用者のニーズに対する懸念も示されており、多様な視点からの意見が交わされていました。
ネットコメントを一部抜粋
山口線は乗車時間が短いので、現行の8500系もロングシートでよかったかもしれない。
新車はロングシートなので、これで山口線はアトラクションから純粋な移動手段になるのかと思いきや。
Kids SEATはいいですね。
混雑するからそのシート座れる人はその中の一組か二組だし。
赤字路線に多額の投資を行うことに疑問です。
40年使ったと思えないほどきれいな車両なだけに新車はびっくりです。