韓国の公捜処が尹大統領の家宅捜索を試みるも、令状執行が不発に終わった。大統領室の不承認や警護処の不在が原因で、捜索は約4時間後に撤収。尹大統領は拘置所での取り調べにも応じていない。
要約すると韓国の独立捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」は、尹錫悦大統領を内乱容疑で逮捕し、22日にソウルの大統領公邸および大統領室に対する家宅捜索を試みたが、令状の執行に失敗したと発表した。
大統領室は午後3時に令状の不承認を決定し、大統領公邸についても、警護処のキム・ソンフン次長が国会の聴聞会に出席中であったため、令状の承認を得ることができなかった。
公捜処は午前10時半から捜索を開始したが、約4時間30分後に撤収を決定した。
大統領室は、軍事上および職務上の機密保持を理由に令状執行を拒否した。
公捜処は、尹大統領が宣言した「非常戒厳」に関する文書や記録、盗聴防止用携帯電話のサーバーログ、大統領室内のパソコンなどを押収する計画だった。
これに先立ち、警察も大統領の秘密施設に対する家宅捜索を試みたが、警護処が協力せずに失敗していた。
また、公捜処は尹大統領を拘置所から強制的に連行しようとしたが、大統領側が拒否したため、取り調べには応じていない。
尹大統領に対する追加の取り調べが行われないまま事件が検察に送られる可能性もあり、23日の憲法裁判所の弾劾審判に出席するため、対面での取り調べは難しいと見られている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0153392996344d3785546793df110f9b48f3138b