アドビがPremiere Proに新機能を追加し、動画素材の迅速な検索が可能に。AIによるキャプション翻訳機能も搭載され、国際的なコンテンツ配信が容易に。
特に注目されるのは、Premiere Proに導入された「メディアインテリジェンス」と「検索パネル」です。
この機能により、ユーザーは膨大なファイルライブラリから必要な映像素材を迅速に検索できるようになります。
具体的には、オブジェクトやロケーション、カメラアングル、撮影日、カメラの種類などのメタデータを自動的に認識し、ユーザーが具体的な説明を入力することで、関連する映像を容易に見つけ出すことが可能です。
例えば、「スケートをする人物の映像」や「夕暮れの中を走る人物のクローズアップ」といった具体的な検索ができ、編集者の作業効率が大幅に向上します。
また、ベータ版にはAIを活用した「キャプションを翻訳」機能も追加され、日本語を含む17言語のネイティブキャプションの翻訳が可能です。
これにより、コンテンツの国際的な配信が迅速かつ正確に行えるようになります。
さらに、After Effectsでは、キャッシュの改善とHDRサポートの強化が行われ、コンポジション全体の再生速度が向上しました。
Frame.ioでは、キヤノン製カメラから直接映像をアップロードできるCamera to Cloud (C2C)のサポートが拡張され、制作とポストプロダクション間のワークフローが効率化されることが期待されています。
これらの新機能は、映像制作の現場において大きな利便性をもたらすでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ef2177c0a0de692d922d95d8116af7012b509efe