マンチェスター・ユナイテッドが5年連続赤字を記録し、PSR違反の可能性を認めました。損失は累計で651億円に達し、財政状況が持続不可能な状態に。ファンの反発も強まっています。
昨季の損失は1億1320万ポンド（約219億円）で、これにより5年連続の赤字を記録しました。
過去5年間の累積損失は3億3700万ポンド（約651億円）に達し、クラブの持続可能性が危ぶまれています。
特に、ジム・ラトクリフ卿がサッカー部門の実権を握って以来、250人以上のスタッフが解雇され、昨年11月にはホームゲームのチケット価格を一律66ポンド（約1万2740円）に引き上げるなどの措置が取られました。
しかし、子どもや65歳以上のファンへのチケット割引を廃止したことがファンの反発を招き、サポーターグループ「The 1958」は抗議活動を行い、異議を唱える書簡を公開しました。
マンチェスター・ユナイテッドは、ファンが試合を観戦できる資金を確保する意向を示す一方で、毎年の損失が持続可能な状況ではないことを認識しています。
特に過去3年間で3億ポンドを超える損失が計上されており、今後数年間でPSRやFFP（ファイナンシャル・フェア・プレイ）を遵守できない恐れがあると警告しています。
クラブは早急に収支を黒字に戻すための難しい選択を迫られており、従業員の大幅な削減を含む多くの分野での見直しが不可欠とされています。
これには、フットボールのトップに返り咲くための戦略的な行動が求められています。
過去には、PSR違反によってエヴァートンやノッティンガム・フォレストが勝ち点剥奪処分を受けた事例もあり、マンチェスター・ユナイテッドも同様のリスクに直面しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/722afa8eddbbf48c8cd98be4c75efdbbdc9b60c3
マンチェスター・ユナイテッドが連続赤字に直面しているニュースに対するコメントでは、オーナーであるグレイザー家への厳しい批判が目立ちました。
多くのファンが、クラブが財政的な危機に陥っている原因は、グレイザー家がクラブの買収時に背負わせた借金によるものであると指摘していました。
この借金はクラブの経営を圧迫し、利益が出ても赤字が続くという構図が問題視されていました。
また、サポーターたちはクラブがオーナーの所有物ではなく、サポーターに帰属するものであると主張し、経営陣への監視や行動の必要性を訴えていました。
さらに、ユナイテッドがかつての強豪としての地位を取り戻すことは難しいとの意見も多く、シティやリヴァプールの強さが影響しているとの見解もありました。
補強の失敗や選手の移籍による赤字の拡大も問題視され、ユースチームへの期待が語られる一方で、経営のガバナンスや投資の見直しが求められていました。
全体として、ファンはクラブの未来を憂い、グレイザー家の影響を排除する必要があると強調していました。
ネットコメントを一部抜粋
金儲けだけは上手かったグレイザー。
ユナイテッドはもう昔みたいな強豪ポジションには戻れない気がする。
グレイザーが「ユナイテッドは用無し」と考えている。
しばらくよそからの補強は諦めアカデミーに期待するしかない。
グレイザー家がユナイテッドを買収する際に借り入れた資金がクラブの負債になっている。