約84%のシニアがスマホで不審な連絡経験、トラブルの実態と対策を調査
この調査は、60~79歳の男女を対象に行われ、まず予備調査で1万人を対象にした後、本調査ではスマートフォンを所有するシニア1200人が回答しました。
調査結果によると、シニアの84.4%がスマートフォン利用中に身に覚えのない連絡を受けた経験があり、具体的には電話が73.2%、メールが73.1%、SMSが63.2%と高い割合を示しました。
また、スマートフォンに関するトラブルや困りごとを経験したシニアは72.4%であり、主な内容として「機能を使いこなせていない」が43.9%、次いで「怪しいメッセージやリンクを受け取った」が32.6%、「バッテリーがすぐ減った」が32.4%という結果が出ています。
トラブルが発生した際の相談先としては、同居している家族が31.9%、通信会社のカスタマーサポートが27.9%、同居していない家族が21.6%と、家族への依存が見られました。
セキュリティ対策については、64.2%が「対策を行っている」と回答し、具体的な対策としては「怪しいメッセージやリンクを開かない」が74.2%、非通知や知らない電話番号には出ないことが69.7%、詐欺電話や不正請求に注意しているが56.3%と、一定の意識があることが確認されました。
これらの結果は、シニア層におけるスマートフォン利用のトラブルやセキュリティ意識の実態を反映しており、今後の対策や啓発活動の重要性を示唆しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/226a58b80b7c267666e899c0d97e237ce048c078
シニアのスマホ利用実態に関するコメントでは、操作の難しさや習熟度の違いが強調されていました。
特に、物理ボタンがないスマホに対して、何をしようとしているのか理解できていないシニアが多く、これが操作を難しくしているとの意見がありました。
あるコメントでは、数年後にはスマホに慣れない世代が少なくなることで、自然に問題が解決されるのではないかとの楽観的な見方も示されていました。
さらに、農村に住むシニア層では、スマホが必須であり、70代でも若い人より上手に使っているという意見がありました。
特にiPhoneは操作が簡単で、eSIMのクイック転送やデータ転送機能が便利であると評価されていました。
印刷機能についても、air printを利用することで簡単に印刷ができる点が挙げられ、操作の簡便さが強調されていました。
一方で、シニアが「分からない」と言いながらも画面を押してみる行動が目立ち、結果的に不具合を引き起こすこともあるとの指摘もありました。
最後に、シニアがスマホを使う目的は電話や写真、LINEなど限られた機能にとどまっているとの意見もあり、これでは本当の意味でスマホを使いこなしているとは言えないという見解が示されていました。
ネットコメントを一部抜粋
自分が何をしようとしているか、どんな操作しているか理解できていないと物理ボタンのないスマホは難しいと思います。
農村在住だが、百姓にはスマホは必須なので70代までなら若い人より上手に使ってるね。
60以下の若い人より上手に使っている人が多い。
あの人達、分からないって言っておきながら謎な事に画面ポンポン押すんだよね。
年寄りがスマホって、電話して、写真撮って、孫とLINEやって、どうせそのくらいでしょ。