2025年のCBD市場は規制明確化と大手企業参入で激変する見込み。撤退ブランド増加で新規参入のチャンスも。
CBD(カンナビジオール)は、大麻草から抽出される成分で、リラックスや睡眠改善に効果が期待され、オイルやベイプ、グミ、ビール、バームなど多様な製品が市場に登場している。
これまで日本では、CBD製品に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)が「不検出」であれば販売が認められていたが、2024年12月の改正大麻取締法の施行により、商品区分ごとのTHC規制値が明確に設定される。
これにより、大手企業は参入のリスクを評価しやすくなり、CBD市場は再び拡大すると予測されている。
すでに大正製薬やGSIクレオス、大木ヘルスケアホールディングスなどが参入を表明しているが、一方で新たに設定された規制値は非常に厳しく、既存ブランドにとっては逆風となる可能性もある。
調査によると、既存ブランド数は最盛期の3分の1以下に減少しており、特にTHCを微量に含む可能性のあるブロードスペクトラムやベイプ製品は厳しい状況に直面している。
製造・販売体制の構築には慎重さが求められるが、新規参入のチャンスも増加する。
大手企業の参入によって市場が拡大する一方で、撤退するブランドも増加し、市場に空白が生まれるからだ。
2025年はCBD市場がリセットされる重要な年となり、品質管理やコンプライアンス対応がますます重要になる。
安全で信頼性の高いCBD製品を提供できるEC事業者が次のステージで主導権を握ることが期待される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/762e51fcaa88e13eda78879483d16e8c85d5d0e1