「第7回日本ICT教育アワード」で富山県朝日町が生成AIを活用した教育DXを推進し、業務や授業の改善を実現。生徒の能力向上にも寄与。
要約すると「第7回日本ICT教育アワード」が開催され、全国130自治体の首長が参加する全国ICT教育首長協議会が主催した。
このイベントでは、GIGAスクール構想や独自の教育DXに基づく事例が募集され、文部科学大臣賞や総務大臣賞など8つの賞に対して13自治体が受賞した。
特に富山県朝日町が経済産業大臣賞、大阪府枚方市がデジタル大臣賞を受賞した。
富山県朝日町は生成AIを活用した教育DXの推進をテーマに、産・官・学の連携を強化し、生成AIを用いた業務改善や授業改善、情報活用能力の育成に注力している。
具体的には、文部科学省のガイドラインに基づき、校務や授業での生成AIの活用を進めており、業務効率化のためにChatGPTやMicrosoft Copilotを利用している。
教員からは、時間と労力の削減に貢献しているとの声も上がっている。
また、朝日中学校では人型ロボット「Pepper」とChatGPTを連携させ、英会話の練習を行い、生徒の話す力の向上に寄与した。
授業後のアンケートでは、生徒の70%以上が成果を実感していると回答した。
さらに、町制施行70周年を記念したプロジェクトでは、生成AIを用いて町の未来を描く取り組みが行われ、小学生がクリエイティブな活動を通じて未来の町を想像する機会を得た。
朝日町は、生成AIとの関わりを重視し、教育課程における資質・能力の体系的な配置を進め、教員向けの学習計画表を作成することで、情報活用能力の育成を確実に行うことを目指している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5fa0fb31372608273609669347cb10f657a74f99