厚労省が障害者職業訓練校の見直しを議論。受講者減少や訓練内容の改善が課題に。
開発校は特別な支援が必要な障害者に職業訓練を提供するために設置されており、全国に19校存在します。
しかし、近年の受講者数は減少傾向にあり、2022年度の受講者数は1275人で、10年前の1880人から32%減少しています。
定員充足率も57%にとどまり、一部の校では30%を下回っています。
この背景には、民間企業の法定雇用率の引き上げにより、訓練を受けずに就職する障害者が増加したことや、就労系障害福祉サービスの利用者の増加が影響しています。
検討会では、障害者訓練コースを設置する一般の職業能力開発校との役割分担や、訓練科目の見直し、職業訓練指導員の配置基準の検討が課題として挙げられました。
また、委員からは「受講者の視点を重視する必要がある」「地域社会における認知度の向上が求められる」「就職後の自立生活を支援する機能の重要性」など、多様な意見が出されました。
これらの議論は、2026年度から施行される「第12次職業能力開発基本計画」に向けて、今夏に報告書としてまとめられる予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ad07f3f7e5cfc444bb820fa0e0cb75d35bd8383f
障害者職業訓練校の見直しと課題に関するコメントでは、訓練内容の実効性や雇用の現状に対する懸念が多く表明されました。
特に、ワードやエクセルの使い方講習のような一般的なスキルを学ぶことが、障害者の就職に本当に役立つのか疑問視されていました。
多くのコメントが、障害者を雇う企業のメリットが薄いとの意見を示し、単純労働を国営農場で行う提案もありました。
このような取り組みが、生活の安定ややりがいを提供できるのではないかと考えられていたようです。
また、精神発達障害者の増加についても、就職の難しさや通所が困難な層の増加が影響しているとの指摘がありました。
さらに、ASD(自閉症スペクトラム障害)を持つ人々がIT分野での能力を発揮できる可能性も示唆されており、実際に成功している事例としてイーロン・マスクの名前が挙げられていました。
一方で、自立支援にかかる税金の使い方に対して疑問を持つ声もあり、無駄に感じるとの意見もあったようです。
全体的に、障害者職業訓練校のあり方や支援制度の見直しが求められていると感じられました。
ネットコメントを一部抜粋
こういうの、以前に内容を見たら「ワード、エクセルの使い方講習」とかなんですよね。
国営農場を作って、そこで単純労働に従事してもらった方がいいと思う。
精神発達増えてるのは当たり前体操過ぎる。
ASDなんかは集中力が並外れてるから、IT関係なんかは能力開発すれば日本の発展に大いに役立つと思いますね。
自立ごっこに無駄な税金使わないで欲しいもんだ。