SCSKがアンリツの10Gbps帯域制御装置「PureFlow ASX」を販売開始。高精度な通信管理機能を強化し、クラウド時代に対応。
この装置は、データセンターや大規模企業向けに設計されており、10Gbpsのインターフェイスを搭載しています。
価格はオープンで、既存のPureFlowシリーズのモデルも機能強化が施されて販売される予定です。
PureFlow ASXは、クラウドやSaaSの利用が増加する中で、高精度な帯域制御を実現し、通信品質の向上を図っています。
具体的には、4ポートを持ち、2回線の独立した制御回線を構築できるため、アクティブスタンバイ構成やマルチテナント構成を一台で実現可能です。
また、強化されたドメインフィルタ機能により、QoSポリシーの設定が容易になり、高品質な通信環境を提供します。
さらに、PureFlow ASXは先行販売中の1Gbps対応モデル「PureFlow AS1」と同様の機能を持ちながらも新たに機能強化が施されています。
具体的には、HTTPS通信のSNI(Server Name Indication)を識別・学習し、ドメイン名やSNIとIPアドレスを自動で関連付ける機能が追加されています。
これにより、クラウドやWebアプリケーションを柔軟に識別・制御することが可能です。
フロー分析機能も強化されており、測定可能な対象シナリオ数が従来の4倍に拡張され、多様なアプリケーションの遅延監視が可能となっています。
また、アクティブ測定機能も追加され、サーバーやネットワーク機器に対して遅延やパケットロスを常時監視できるようになり、サイレント障害の早期発見が実現されます。
今後、PureFlowシリーズは高精度な帯域制御技術やトラフィック分析機能、通信識別機能、運用監視機能を強化し、クラウド時代の次世代ネットワーク環境における顧客価値の向上に寄与するアプライアンス製品として進化していくとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/09e8f92feea38b955838ba603de033f5bae366ca