エアリアルパートナーズがアメリカのLukkaに買収され、日本の仮想通貨市場の成長ポテンシャルが評価された。新たなサービス展開も期待されている。
要約すると仮想通貨の税務サポートツールを手がけるエアリアルパートナーズが、アメリカのLukkaグループに買収されたことが発表された。
買収日は2023年1月23日で、具体的な金額は公開されていない。
エアリアルパートナーズの代表である沼澤健人氏は、日米の規制の違いや参入障壁がある中で、日本市場に特化した専門性が評価されたと述べた。
また、日本の暗号資産市場はアメリカに比べて3〜5年遅れているものの、GDPや金融資産市場の規模から見て大きな成長ポテンシャルがあると判断された。
この企業は2017年に設立され、仮想通貨の確定申告をフルサポートする「Guardian」や、損益計算ツール「Gtax」、税務調査のためのサービスを提供していた。
2023年12月にはコインチェックとの資本・業務提携を結び、2024年1月には共同開発した「実現損益チェッカー」を提供開始予定で、同年末にはGtaxのスマホ版もリリースされる計画だ。
Lukkaグループは2014年に設立され、アメリカを拠点にブロックチェーン技術を活用した金融リスクマネジメントや法令遵守のソリューションを提供している。
今回の買収は、クロスボーダーM&Aの一環として注目される事例となる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/616b38084df4dfdadae5d2417a4aef8b0011b609