中国のAI企業DeepSeekが、政府の検閲により重要な質問に答えられず、AIモデルの開発コストも誤解を招く内容であることが明らかになった。
しかし、同社のAIは、中国政府による人権侵害や台湾との関係、天安門事件、習近平への批判、中国の検閲についての質問には一切答えられず、「申し訳ありませんが、私はこの種の質問にまだどのように対応すればよいかわかりません」といった同じ回答を繰り返した。
さらに、「くまのプーさん」に関する質問にも反応せず、同様に他の話題に切り替えるよう促した。
これは、中国政府が「くまのプーさん」を検閲対象としているためである。
DeepSeekは、AIモデルの開発において、米国の競合に比べて低コストであると主張しているが、実際には約5万個のエヌビディアのH100チップを使用しており、これは米国の輸出規制に抵触する可能性がある。
また、約500万ドルという開発費用は、実際には研究やデータ、アルゴリズムなどのコストを含まないため、誤解を招くものであると指摘されている。
中国の厳しい検閲体制は、AI開発における大きな障壁となっており、今後の展開が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f69e2c09951e477a1fe6b6df4423ff29d082cda0
DeepSeekに関するコメントでは、主に検閲や情報管理の問題が取り上げられ、特に中国製AIに対する信頼性や思想的偏りについての懸念が強く表現されていました。
多くのユーザーは、DeepSeekが提供するAIが、特定の思想に基づいて設計されているのではないかと疑念を抱いていました。
具体的には、中国共産党の意向を反映した回答がなされることに対する不安があり、利用者は安価で高性能なAIを求める一方で、その背後に潜むリスクについても警戒していました。
また、検閲の影響により、特定の質問に対する回答が制限されることが多く、情報の正確性や多様性が損なわれる可能性が懸念されていました。
ユーザーの中には、AIが提供する情報が偏っていることや、検閲によって重要な情報が隠されることへの不安を表明した人もいました。
さらに、DeepSeekが集める個人情報が中国に保存されることに対しても疑問が呈され、プライバシーの観点からも懸念が広がっていました。
全体として、DeepSeekに対するコメントは、技術の進歩に伴う倫理的な問題や、情報の自由に関する重要な議論を呼び起こしており、利用者はその利便性とリスクを天秤にかけながら判断を下す必要があると感じていたようです。
ネットコメントを一部抜粋
都合の悪い質問に対して回答をぼかすのもプロンプトの内容に注意しないといけない。
中華思想のもとに作られたAIを利用する事は、データを盗まれて思想洗脳されるのは目に見えている。
中国共産党に関して、決して否定的な回答をしないように作られているのは当たり前。
検閲は一時的なもので、すぐに中国国内版と海外版になるから、別に大きな問題ではない。
特定の思想を持ってそうなAIはちょっと嫌だな・・・。