XマネーがVisaと提携、即時送金サービス開始へ
この提携は、同社が目指す「スーパーアプリ」の実現に向けた重要なステップと位置づけられています。
Xマネーは、Visaのデビットカードを通じて即時の銀行口座送金を提供し、米国のユーザーはリアルタイムで資金を送金できるようになります。
リンダ・ヤッカリーノCEOは、この提携がXマネーに関する一連の重要な発表の最初であると述べています。
Xマネーが参入する市場には、Venmo、Cash App、Zelleといった競合サービスが存在し、特にZelleは複数の大手銀行が共同で所有しているため、競争は厳しいです。
ヤッカリーノは、Xマネーがこれらの既存サービスとどのように差別化されるかについての具体的な情報は提供していませんが、匿名の情報筋によれば、クリエイターがその収益を銀行を介さずに直接X上に保管できる機能が期待されています。
また、マスクは「Xは世界最大の金融機関になれる」との見解を示し、Xマネーにはワンクリック送金や利息がつく口座の構想があることも明らかにしています。
調査会社eMarketerによると、2025年にはZelleが9700万人、Venmoが7600万人、Cash Appが5500万人の米国人利用者を持つと予測されていますが、Xのユーザー数は約5500万人にとどまっているため、Xマネーの市場浸透率は競合他社に比べて劣る可能性があります。
マスクは過去にデジタル決済分野で成功を収めた経験があり、1999年にPayPalの前身となるX.comを共同創業した実績があります。
このような背景から、Xマネーの立ち上げは注目されており、マスクの意欲的な取り組みが今後の展開にどのように影響するかが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/93c63d6b9ea2c38406ac3d7a8d81f9fd02799d9e