バイオネット研究所が新たに開発した「3D-ERGO」は、作業姿勢の負荷を自動計測し、作業環境の改善を支援するソフトウェアです。
要約するとバイオネット研究所が開発した新しいシステム「PosCheck101」は、国際基準に基づく作業姿勢評価法を用いて、作業者の姿勢負荷を自動的に計測することができる装置です。
このシステムは、モーションキャプチャーセンサーを使用せず、作業者を撮影するだけで高負荷の作業姿勢を評価します。
評価方法には、フィンランド発のOWAS(Ovako Working Posture Analysing System)法が採用されており、作業者の姿勢を上半身、背部・上肢・下肢、重さの4項目で捉え、4段階で作業負荷を判定します。
2021年の開発以来、大手自動車メーカーや食品メーカーなどに導入されており、作業改善の重要性が高まる中で、労働者の健康維持に貢献しています。
特に、工場や建設現場では高齢化や人手不足が進んでおり、労働障害による離職者が増加しているため、作業環境の改善が求められています。
新たに開発されたオプションソフト「3D-ERGO」は、姿勢回数や累積時間を3次元計測で評価し、作業環境の改善を支援します。
具体的には、前屈やしゃがみなどの動作の頻度をリアルタイムで計測し、肩より上に持ち上げる動作の荷重の影響を評価します。
また、改善ポイントを可視化するレポート機能も搭載されており、作業現場の実情に応じたカスタマイズが可能です。
このシステムは、2025年4月1日から供給が開始され、価格はPosCheck101と3D-ERGOのセットで363万円(税込)となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/248d2ab81a58960d90101744b6fbf6186dceb01c