アーバンリサーチが長崎県壱岐市とパートナーシップを結び、地域活性化を目指す取り組みを開始。衣類資源循環や地域産業との連携を計画している。
この協定は、双方のビジョンに共感し、より良い関係を築くことを目的としており、長期的かつ変容性のある協力関係の構築を目指す。
アーバンリサーチはこの協定の33件目のパートナー企業であり、アパレル分野では初の事例である。
協定の発端は、2019年に壱岐市で開催されたSDGsフェスへの出店であり、これを契機に交流が始まった。
今後は、市民との対話や現地調査を通じて、アーバンリサーチが持つリソースを活用し、地域のニーズを探る計画だ。
壱岐市は国が認定するSDGs未来都市であり、衣類を含む資源循環に向けた助言や地域産業との連携を視野に入れている。
さらに、アーバンリサーチは長野県でのイベント開催の実績を生かし、壱岐市でも地域を盛り上げるイベントを計画している。
壱岐市の篠原一生市長は、島の文化資産をプロモーションする軸を確立できていないことを指摘し、アーバンリサーチとの協力を期待している。
一方、アーバンリサーチの竹村佳祐社長は、ファッションを基盤にした新しい体験やアクティビティを提供する企業を目指し、この取り組みが事業展開にプラスになると考えている。
地域性を反映した店舗作りや九州エリアのコミュニティとのつながりを強化することも狙いの一つである。
最近では、ファッション企業と地方行政が協力して地域活性化に取り組む事例が増加しており、アーバンリサーチの取り組みもその一環として注目されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9b34878de2066ebcafb84fe77b6ca94a2683128f