イスラエルが110人のパレスチナ人を釈放。ガザでの人質解放に伴う身柄交換は3回目だが、混乱が生じており、双方の対立は続いている。
要約するとイスラエルは30日、パレスチナ自治区ガザにおける停戦合意に基づき、イスラム原理主義組織ハマスが人質を解放したことを受けて、投獄されていたパレスチナ人110人の釈放を開始した。
この身柄交換は、19日に発効した停戦以来3回目のものとなる。
しかし、ガザでは人質解放の際に群衆がもみ合うなどの混乱が生じ、イスラエル側は一時的に釈放を遅らせる意向を示した。
パレスチナ自治区のラマラでは、釈放されるパレスチナ人を迎えるために多くの住民が集まり、感情的な場面が繰り広げられた。
釈放対象には重罪で終身刑を受けた者も含まれており、ハマスは同日、イスラエル人3人とタイ人5人を解放したと報じられている。
タイ人は出稼ぎ労働者と見られ、身柄交換合意とは別に引き渡された模様だ。
ガザ南部のハンユニスでは人質解放の際に多くの住民や戦闘員が押しかけ、混乱が発生した。
イスラエルのネタニヤフ首相はこの混乱を「衝撃的」とし、安全な形での人質解放が保証されるまで釈放を遅らせる考えを示した。
イスラエル首相府はその後、仲介機関から同様の事態が再発しないとの確認を得たと発表している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b8a5c0b585a391e0d46b1806114c78aabfa8cb21