中国の生成AI「DeepSeek」が低コストで高性能を実現し、ChatGPTと同等の能力を持つと注目されていますが、懸念も広がっています。
このAIは、アメリカの「OpenAI」が開発したChatGPTと同等の能力を持ちながら、開発費は約9億円と、ChatGPTの10分の1以下という驚異的なコストパフォーマンスを実現しました。
アプリランキングではDeepSeekが1位に輝くなど、その性能は確かなものであるとされています。
しかし、この成功にはさまざまな懸念も伴っています。
特に、DeepSeekが中国政府の検閲に関与する可能性や、OpenAIのデータを不正に入手した疑惑が浮上しており、アメリカの企業や政府関係者は警戒を強めています。
トランプ元大統領は、DeepSeekの開発をアメリカのAI業界に対する警鐘と捉え、競争を強化すべきだと主張しています。
さらに、日本ではGMOが業務利用を禁止するなど、企業側でも慎重な姿勢が見られます。
イタリアではアプリストアからDeepSeekが削除されるなど、世界中で利用控えの動きが広がっています。
今後、AI競争がどのように進展するのか、DeepSeekがChatGPTを超える可能性については依然として不透明です。
専門家たちは、この新たな競争がAI技術全体にどのような影響を与えるのか注視しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6d1b1841f7f40c9dcf4424c19f9960b72c7c514d
「DeepSeek」に関するコメントは、主に中国の生成AI技術の進展がもたらす影響や懸念を中心に展開されていました。
コメントの多くは、安価で高性能なAIの登場が、特にアメリカのハイテク企業に対して競争を激化させる可能性を指摘していました。
特に、中国が「技術の民主化」を進める中で、他国の企業が開発予算で劣位に立たされる懸念が強調されていました。
また、AIの法規制の必要性も強く訴えられ、著作権や肖像権の侵害、フェイク情報の拡散などのリスクが懸念されていました。
さらに、AIが生成する情報の信頼性についても疑問の声が上がり、特に歴史に関する情報が中国の立場に沿ったものになる可能性があるとの指摘がありました。
これらのコメントは、AI技術の進化がもたらす利点と同時に、倫理的な問題や安全保障上のリスクについても考慮する必要があることを示唆していました。
全体として、安価で利用しやすいAIの普及が進む一方で、その背後に潜む危険性や信頼性の問題に対する懸念が多く表明されていました。
ネットコメントを一部抜粋
今後は、スマートフォンのように、中国から極めて安価でありながら高性能なAIや、それを応用したサービスが次々と登場していくでしょう。
AIの法規制を進めるのが先で、AIを悪用した著作権や肖像権の侵害、フェイク情報が濫用されるのが目に見えている。
中国はオープンソースモデルとしては使えるという立ち位置だけれど、中国のクラウドは情報漏洩リスクは回避できないので、各国にとって信用度の高い国のクラウドでオープンソースモデルが利用される形になるだろう。
このアプリが広く認知されて普及して信用されてしまったら、「この領土はどの国ですか?」という質問に「中国です」と答えてそれが正解のように認識されるようになってしまう。
本当にChatGPTの10分の1以下の費用で開発できたのならすごいことだけど、正直全く信用できないし案の定ネットでも同じような声が多い。