イーサリアムの新組織「第2財団」が提案され、エコシステム内の競争を促進する意図が示されています。ブテリン氏の財団再編に対する批判も影響しています。
このアイデアは、ステーキングプロトコルLidoの創業者コンスタンティン・ロマシュク氏によって示され、イーサリアムの発展を促進するための新たな選択肢として注目されています。
これは、イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏が、既存の非営利団体であるEthereum Foundation（EF）の組織再編を発表したことに対する反応でもあります。
ブテリン氏は、意思決定プロセスの合理化と非効率性の解消を目指しているものの、その中心的役割が分散化の理念を損なうのではないかという批判が寄せられています。
特に、イーサリアムの財団はこれまでに中央集権化の影響力について厳しい批判を受けており、ライバルであるSolanaなどの台頭により、より明確なビジョンを求められる状況にあります。
さらに、財団が提唱する「ロールアップ中心」のロードマップも、セキュリティの低下や手数料の減少といったマイナス面への懸念から批判を浴びています。
ロマシュク氏は「第2財団」の設立によって、エコシステム内に競争を生み出し、コミュニティに選択肢を提供することが重要であると強調しています。
彼は、イーサリアム財団の深い研究体制が外部からの貢献を難しくしているとし、競争の欠如が正しい道を見失う危険性をもたらすと警告しています。
1月22日には、「第2財団」のアカウントをXに投稿し、その実現に向けた動きを示しました。
著名なイーサリアム開発者マーティン・ケッペルマン氏も、この提案が真剣に考えられていることを確認しており、イーサリアムのさらなる発展を目指す意義を強調しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0f93cd49a4d83c30ef36988f1c6bb5ea75b23a1f