マリナーズのカスティーヨのトレードの可能性が低下し、強力な先発ローテーションを維持しながらFA補強を進める方針に。打線の復調が鍵。
地元紙「シアトル・タイムズ」のアダム・ジュード記者によると、カスティーヨのトレードの可能性は、オフシーズンの初めと比較して現在は低くなっているという。
マリナーズは、カスティーヨを放出することなく、開幕に向けてロースターのアップグレードを目指している。
今オフの最重要課題は貧打の内野陣を強化することであり、しかし補強資金は1500万ドル程度と限られている。
この金額では大物選手の獲得は難しく、カスティーヨとのトレードで即戦力の内野手を獲得することや、彼を放出して資金を捻出するプランが検討されていた。
しかし、放映権バブルの崩壊により、多くの球団が資金面で問題を抱えており、低年俸の即戦力選手の価値が上昇しているため、マリナーズはカスティーヨのトレードでは期待通りの選手が獲得できないと判断した。
結果として、マリナーズは強力な先発ローテーションを維持しつつ、限られた補強資金の中でFA補強を行う方針に転換した。
その際に獲得したのがドノバン・ソラーノであり、再契約したのがホルヘ・ポランコである。
現在、マリナーズの先発ローテーションにはローガン・ギルバート、ジョージ・カービー、カスティーヨ、ブライス・ミラー、ブライアン・ウーの5人が名を連ねており、これはメジャー全体でもトップクラスの強力な布陣である。
T－モバイル・パークという投手有利の球場も相まって、今季もマリナーズは投手陣を武器に戦うことになるだろう。
しかし、打線の強化は依然として課題であり、ソラーノやポランコの加入だけでは十分な戦力アップとは言えず、昨季低調だったフリオ・ロドリゲスやJ・P・クロフォード、ミッチ・ハニガー、ミッチ・ガーバーといった主力打者たちの復調が求められている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7d65a77737f662080f58b60c23844eb60ea644de