元自衛官がテレビ出演で感じたメディアの無神経さと失望
著者は、過去に何冊かの本を出版しており、その縁でメディアに呼ばれることがある。
しかし、メディアのスタッフには誠実に仕事をする人もいれば、適当に仕事をする人もいるという。
著者が出演した番組は、MCが気になっている本の著者を呼ぶという形式だったが、実際の収録はリハーサルもなく、いきなり始まった。
スタジオはマンションのワンルームで、著者はその状況に驚いた。
収録が始まると、MCからの唐突ないじりが始まり、周囲のスタッフはそれを笑いながら見ていた。
著者は、初対面の相手に対して敬意が欠けていると感じ、自己嫌悪に陥った。
収録開始から1分も経たないうちに、「こんないじめみたいな笑いの何が楽しいのか」と心の底から怒りを感じたという。
この経験を通じて、著者はメディアの一部に存在する不誠実さや、無神経な笑いの文化に対する強い疑問を抱くようになった。
著者は、この出来事をきっかけに、世の中のセオリーに気づくこととなり、自身の思いを本にまとめるまでの過程を振り返っている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f2a8e7727eb8e25dec7be87a80b282f0d65ed1da
コメントでは、テレビ番組の収録に参加した自衛官の失望や怒りが多くの視点から語られました。
まず、映像編集の技術が、出演者の意図や感情を無視して面白いコンテンツに変えてしまうことへの恐怖感が表現されていました。
具体的には、編集によって出演者の不満の声が逆にポジティブなメッセージに変えられることがあり、これが視聴者に誤解を与える原因になると指摘されていました。
また、出演者が番組の内容をよく理解せずに参加した結果、不快な体験をしたことが強調され、事前にリサーチを行う重要性が語られていました。
さらに、いじりを通じた笑いが他者を貶めるものであり、それがバラエティ番組の常態化していることに対する批判も多く見られました。
特に、一般人に対して行われるいじりが不適切であるとする意見が多く、芸人同士のいじりとは異なり、一般人には笑顔を求めるべきだという声がありました。
過去のテレビ番組におけるいじりが、視聴者や社会に与える影響についても懸念が示されており、特に子どもたちがそれを模倣することへの危惧が語られていました。
また、テレビ制作の現場では、視聴率を優先するあまり、出演者の人権や感情が軽視されているとの意見もあり、テレビ業界全体のガバナンスや倫理観についての疑問が呈されました。
視聴者のテレビ離れが進む中で、今後のテレビ番組の在り方について真剣に考える必要があるとの意見もあり、テレビの未来に対する不安が強調されていました。