OpenAIが新機能「deep research」を発表。ChatGPTで詳細な調査レポートを作成可能に。Proユーザーから利用開始、今後PlusやTeamも対応予定。
この機能はChatGPT上で利用可能で、まずはChatGPT Proユーザー(200ドル/月)から利用が開始され、今後はPlus(20ドル/月)やTeamユーザーにも対応予定です。
deep researchは、ユーザーがChatGPTに質問を入力すると、数百のオンラインソースを検索し、情報を分析・統合して包括的なレポートを作成します。
この機能は、次期バージョンのOpenAI o3モデルを利用しており、Webブラウジングとデータ分析に最適化されています。
特に金融、科学、政策、工学などの知識労働において、正確かつ信頼性の高いリサーチを行うことが目的です。
調査レポートには引用元のリンクが明示されており、ユーザーが元データを確認できるように配慮されています。
利用するには、ChatGPTのメッセージ作成画面で「deep research」を選択し、クエリを入力します。
例えば、ストリーミングプラットフォームの競合分析や通勤用自転車に関するレポートを依頼すると、ChatGPTが調査を実施します。
また、質問を補足するためにファイルやスプレッドシートを添付することも可能です。
調査には5分から30分かかることがあり、その間に他の作業を行うことができます。
調査が完了すると通知が届き、実行された手順と使用されたソースの概要がサイドバーに表示されます。
さらに、今後数週間内にレポートに画像の埋め込みやデータ可視化、分析結果の追加が予定されています。
初めはChatGPT Proユーザー向けに月最大100件のクエリが提供され、その後PlusやTeam、Enterpriseユーザーに展開される予定です。
また、より小型のモデルでのdeep researchも開発中で、利用可能なクエリを拡大していく計画です。
現在はWebからの利用に対応していますが、2024年2月にはモバイルやデスクトップアプリにも対応予定です。
さらに、専門性の高いデータソースへの接続も今後考慮されています。
同様の機能はGoogleのGemini Advancedにも搭載されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c71b3df206272769160c391e13b9dcb9797ecad1