KDDIがRecursive、Supershipと共同で生成AIを活用した広告クリエーティブ生成システムを開発。業務工数を約50%削減し、ブランドイメージの一貫性を保つことが可能に。
このシステムは、バナーサイズやブランド種別などの条件を入力し、素材画像をプロンプトとして提供することで、AIがブランドガイドラインに準拠したバナー画像を自動生成します。
重要業績評価指標(KPI)予測モデルに基づいて選別された高品質なバナー画像を複数出力し、ユーザーはその中から最適なバナーを選択可能です。
KDDIではこのシステムのベータ版テストを実施し、デザイン考案から仕上げまでの各工程で約50%の業務工数削減を確認しました。
特に、「au VISUAL IDENTITY」に基づく画像生成は、ブランドイメージに合致したデザインを迅速に提供し、業務の効率化を図ることができました。
このガイドラインは、ビジュアル表現に一貫性を持たせるために定められたもので、ブランド管理に不慣れな担当者でも、原則に沿ったクリエーティブを制作できるようになります。
また、システムには過去の広告配信実績データに基づく広告効果(CTR)予測機能も搭載されており、数十種のクリエーティブ案から自動で良質な案を選別し、担当者に提示します。
この結果、業務の平準化が進み、担当者の業務習熟度に関わらず、均質で精度の高い判断が可能になります。
オンライン広告のクリエーティブ制作には、柔軟性と迅速性が求められますが、同時にブランドイメージやガイドラインの順守が必要です。
このシステムは、従来のプロセスにおける課題を解決し、KDDIグループ内での導入を進めるとともに、法人向けサービスとしての展開も視野に入れています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f1f3a7da017869fe450c6cb39ef9412e99951110