韓国の新技術でレアアース不要な永久磁石を実現

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韓国材料研究院がレアアースに依存しない高性能永久磁石を開発。新技術によりコスト削減と性能向上が期待される。

要約すると韓国材料研究院(KIMS)の研究チームが、レアアースに依存しない高性能の永久磁石を開発した。

この技術は、延世大学の研究チームとの共同研究によって生まれたもので、従来の永久磁石製造工程が中国のレアアースに依存している問題を解決することを目指している。

新たに開発された「2段階粒界拡散工程」は、磁石の性能を向上させるために、まず高融点金属を含む新しい物質を磁石の表面に浸透させ、次に低価格のプラセオジムを再塗布して高温処理を行うというものである。

この工程により、磁石内部に物質が迅速に浸透し、保磁力が向上する。

研究チームは、この技術によって商用のレアアースを使用した磁石と同等の性能を持つ磁石を開発することに成功した。

具体的には、45SHから40UHの保磁力を実現した。

この技術が商用化されると、電気自動車やドローン、フライングカーなどの高付加価値産業において、永久磁石の製造コストを削減しつつ性能を向上させることが期待されている。

研究責任者のキム・テフン上級研究員は、レアアースの使用を減らす技術開発が進んでいない現状を指摘し、この新技術がその解決策となる可能性を示唆した。

また、商用化が進めば、韓国が永久磁石技術分野でリーダーシップを取る初の事例になると述べている。

研究成果は、科学技術情報通信部と韓国研究財団の支援を受けて進められ、世界的な学術誌「アクタ・マテリアリア」に掲載された。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d65172c5fe2e7c234d4d3977caab71f79199be0e

ネットのコメント

韓国の新技術によるレアアース不要な永久磁石の開発に関するコメントでは、さまざまな意見が交わされていました。

特に、レアアースを使用しないとされながらも、プラセオジムがレアアースの一種であることが指摘され、技術の革新性に疑問を持つ声がありました。

また、デンソーが鉄とニッケルのみで構成した磁石を5〜10年内に実用化する方針を示したことに対しても、他の研究が進んでいることから、韓国の技術開発が逆に進む可能性があるとの意見もありました。

さらに、開発のニュースは多くても、商品化や量産化に至るまでの進展が見られないことに対して懸念が表明され、過去の事例から再現性に疑問を持つコメントもありました。

韓国の開発が日本や米国に比べて遅れているのではないかという意見や、実用化してから発表すべきとの意見もあり、全体として慎重な姿勢が見受けられました。

最終的には、韓国の技術開発が実際に製品化されるかどうか、今後の進展が注目されるとの結論に至っていました。

ネットコメントを一部抜粋

  • レアアース使用しないと言いながら、言及したプラセオジムもレアアースの一種。

  • デンソーは、実験段階を経て鉄とニッケルのみで構成した磁石を実用化する方針だとか。

  • 商品化・量産化出来るといいね。

  • 韓国の場合、「開発」したというニュースはよく聞くけど、全然聞かないのは何故?
  • この手の韓国の発表は論文しかり大体がものにならないか、実証されず消えていく。

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