京都大学が開発した「ブッダAI」がブータンで公開され、仏教の教えを身近に感じる手助けをすることが期待されています。
この取り組みは、仏教徒が多いブータンからの要請に応じて行われ、国民に仏教を身近に感じてもらうことを目的としています。
ブッダAIは、人生相談から社会問題まで幅広い質問に対してQ&A形式で回答し、経典の関連部分を引用しながら、対話型生成AI「チャットGPT」の機能を活用して平易な解説文を生成します。
今後は、ブータンの僧侶にこの英語版のブッダAIを利用してもらい、仏教の教えに反する点や悪用のリスクを検証する予定です。
さらに、ブータンの国民がスマートフォンで利用できるようにするため、一般公開に向けて利用ガイドラインの作成が進められます。
熊谷教授と京大発のスタートアップ企業テラバースは、2021年に「ブッダボット」を開発し、2023年にはチャットGPTを応用した「ブッダボットプラス」をリリースしました。
ブータンは英語を話す国民が多いため、英語版のブッダボットプラスの開発が進められています。
このプロジェクトは、仏教の教えをより多くの人々に普及させ、AI技術を通じて新たな形での学びの機会を提供することが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7591dee91521c18d980bbf5ce2c935048a66de7d
「ブッダAI」に関するコメントは、ブータンの仏教徒の受け止め方や、仏教の指導者たちがこの新しい技術をどのように活かしていくかに対する関心が高かったです。
多くのコメントが、AI技術が仏教の学びにどのように貢献できるかについての考察を含んでいました。
また、過去の仏教の布教活動においても、最新の技術が活用されてきたことに触れ、仏教が先進的な宗教であると評価する声もありました。
一方で、原始仏教の教えに基づき、AIによる学習が不要であるとの意見もあり、仏教の本質に対する異なる見解が存在しました。
また、ブッダAIが英語版のみであることについての疑問も寄せられ、ブータン語での応答がないことに対する不安も表明されていました。
全体として、技術と仏教の関係性についての多様な意見が交わされていたことが印象的でした。
ネットコメントを一部抜粋
とても興味深いことだ。
法隆寺といい、仏教の布教にはその時の最新の技術が使われるんですね。
原始仏教は教える宗教ではなく、むしろ教えられたものを捨て去る宗教だ。
ブッダAIはブータン語の応答はない?
去年亡くなった菩提寺の元住職は高校の英語の先生でした。