沼津のMF伊東輝悦が今季限りで引退を発表。560試合出場で退場ゼロ、累積警告による出場停止もなし。彼のフェアプレー精神が際立つキャリアを振り返る。
彼は1993年のJリーグ創設時から活躍している唯一の選手で、プロ生活は清水エスパルスから始まった。
94年6月11日のガンバ大阪戦でJリーグデビューを果たし、J1通算517試合出場は歴代9位を記録。
特筆すべきは、560試合に出場しながら一度もレッドカードを受けず、累積警告による出場停止もなかったことである。
これは、彼のフェアプレー精神を象徴するものであり、07年には全34試合3056分間出場してカードなしという偉業も達成している。
彼はフェアプレー個人賞を受賞し、「フェアでアグレッシブなプレーを続けていければいいと思います」とコメントしていた。
出場停止がなかったため、97年8月から75試合連続、03年4月から68試合連続、05年11月からは110試合連続スタメン出場を記録。
さらに、同一チームで50試合以上連続先発を3度達成したのは、伊東とDF駒野友一のみ。
36歳で甲府に移籍し、J2降格後も1年でJ1に復帰。
14年からJ3でプレーを続け、沼津では22年10月30日に48歳1カ月30日でJ3最年長記録を樹立した。
今季50歳を迎えた伊東はまだ出場機会がないが、50歳以上でリーグ戦に出場したのは、カズ(現JFLアトレチコ鈴鹿クラブ)だけである。
伊東のキャリアは、長きにわたる安定したプレーとフェアプレー精神の象徴であり、サッカー界において重要な存在であった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3a53a37121006b57d59a299c39020f932bb52ef5
伊東輝悦選手の引退に関するコメントでは、彼の長い現役生活を称賛する声が多く寄せられました。
特に32年間で5つのクラブを渡り歩いたことは、各クラブで必要とされ続けた証であり、ファンからの評価が非常に高かったです。
また、出場停止の心配がない選手として、チームにとってどれほど助けになったかを指摘する意見もありました。
彼のフェアプレー精神が特に印象深く、サポーターたちは「フェアプレーと言えば伊東選手」と思い浮かべるほどでした。
引退後の活動についても期待が寄せられており、アスルクラロ沼津の一員として中山監督をサポートし、チームをJ2、J1へ導くことに期待がかかっています。
彼の寡黙な姿勢や、経験を指導者として還元することにも注目が集まり、ファンは今後の活躍を楽しみにしています。
伊東選手の引退を機に、彼の素晴らしい記録やフェアプレー精神が改めて評価されることとなりました。
ネットコメントを一部抜粋
ほとんど一年契約のくりかえしで32年間の移籍は5クラブって地味だけど凄いな。
素晴らしい記録を残しての引退なので心からお疲れ様でしたと言いたいです。
負傷離脱はともかく、出場停止の心配をしなくていいレギュラー選手がいることがどれほどチームの助けになったことでしょう。
私が清水サポだからかもしれませんがフェアプレーと言えば真っ先にテルを思い浮かべます。
フェアプレーであらためて表彰されてもいい選手ですね。