トヨタの高級ハッチバック「ブレイド」は、豪華な内装とパワフルなエンジンを搭載し、国産車としての新たなジャンルを開拓しましたが、販売は短命に終わりました。
従来、ハッチバックはファミリーカーやお手頃なモデルが多い中、ブレイドはエクステリアとインテリアの上質さにこだわっています。
特に、専用の大型フロントグリルや高級感のあるL字型ランプなど、デザインにおいてプレミアム感を強調しています。
内装もスエード調のダッシュボードや人工皮革を用いた座席が特徴で、豪華さを追求しています。
基本モデルは2.4リッターエンジンを搭載し、最高出力167馬力を誇りますが、2007年には「ブレイドマスター」が追加され、3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載し、280馬力を発揮するなど、走行性能も向上しました。
トランスミッションはパドルシフト付きの6速ATが採用され、よりスポーティな走行が可能です。
しかし、販売は2012年に終了し、全体で約5万5000台が販売される中、ブレイドマスターは約3000台に留まりました。
ハイパワーエンジンを搭載した国産高級ハッチバックは当時珍しく、後の市場ではトヨタ「ヤリスクロス」を基にしたレクサス「LBX」が人気を博しています。
ブレイドシリーズは単なる実験的モデルではなく、現在の高級小型車市場の開拓者としての役割を果たしたとも言えるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/24b000d2d8b02529f5364c2d0613d15947394084
トヨタの高級ハッチバック「ブレイド」に関するコメントは、さまざまな意見が寄せられました。
多くのユーザーが、ブレイドの動力性能やデザインについて評価を述べており、特に競合車種との比較が印象的でした。
280馬力のエンジンを搭載しているにもかかわらず、フロントヘビーな特性や回頭性の悪さが指摘され、期待外れと感じた方もいました。
また、デザインに関しては、ノーマルモデルと差別化が難しいと感じたユーザーが多く、もっと個性的な外観を求める声もありました。
販売台数が少なかったことから、試乗車としての登録が多かったのではないかという意見もあり、ブレイドの市場での立ち位置が厳しかったことがうかがえます。
さらに、過去の車名やモデルに対する愛着が語られ、特に当時の車離れや若年層へのアプローチの難しさも指摘されていました。
全体として、ブレイドは高級感を狙ったモデルであったものの、消費者のニーズに応えきれなかったという印象が強く残っていました。
ネットコメントを一部抜粋
280馬力の2GR-FEはエスティマやアルファードにも載っていて速いと言われている。
動力性能に感動はありませんでした。
フロントヘビーが顕著で、回頭性の悪さが印象的でした。
トヨタが真っ正面から対抗して出した感じだった記憶がある。
ノーマルのブレイドと並んでも違いが殆ど分からんという悲しさを覚えた車です。
かなりのコストをかけられたクルマでした。
懐かしいですね。