北朝鮮の新型ICBM「火星19型」は商用部品が使用され、性能が低下する可能性がある。制裁の影響で精密部品の入手が困難になり、技術的な進展が懸念されている。
要約すると北朝鮮が最近発射した新型固体燃料基盤の大陸間弾道ミサイル（ICBM）「火星19型」に関する情報が明らかになった。
軍情報当局によると、このミサイルには商用部品が一部使用されている可能性があり、これにより武器としての性能が低下する懸念が示されている。
北朝鮮は「火星19型」を最終的なICBMと位置づけているが、実際にはその正確度や精密性が劣る可能性がある。
国防委員会の姜大植議員が入手した資料によると、北朝鮮は制裁の影響で先端部品の確保が難しくなり、商用の部品を武器製造に流用しているとされている。
特に、半導体などの精密部品は輸入に依存しており、商用部品の使用は誘導システムの脆弱性を引き起こす恐れがある。
北朝鮮の国営メディアは「火星19型」を「超強力絶対兵器」と称しているが、実際にはその性能は誇張されているとの指摘もある。
また、専門家たちは、北朝鮮が新たな固体燃料を開発せずに、既存のエンジンのサイズを拡大しただけの可能性があると分析している。
これにより、金正恩委員長が米国の大統領選挙を控えて新型ICBMを公開した意義が強調され、実質的な軍事技術の進展が目的ではなく、挑発的な行動であるとの見方もある。
さらに、北朝鮮がロシアから技術支援を受けている可能性も指摘されており、国防情報本部はその点について注視している。
北朝鮮とロシアの関係が、制裁を回避するための手段として利用される懸念も存在する。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/976c96b16adc77728999a3c5df8947371e8c933c